京都・嵐山にある天龍寺は、季節ごとに違った表情を見せる美しいお寺です。春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉、冬の雪景色。どの季節にも、それぞれの魅力があります。このサイトでは、そんな天龍寺の四季の見どころを、写真や体験をまじえて紹介します。「どの季節に行くべき?」「どこを見たらいいの?」と迷っている人に、少しでも参考になればうれしいです。
「世界遺産 天龍寺」ってどういうところ?
天龍寺は、1994年に「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されました。その理由は、このお寺が日本の歴史と文化を象徴する大切な存在だからです。特に有名なのが、夢窓疎石(むそうそせき)が作った「曹源池庭園(そげんちていえん)」で、嵐山や亀山を背景に取り入れた美しい景観は、日本庭園の傑作といわれています。こうした歴史的な価値と庭園美が高く評価され、京都を代表する文化財として世界遺産に認められているのです。
【天龍寺について】
〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
参拝時間:8:30~17:00
【参拝料】
庭園(曹源池・百花苑)→高校生以上:500円
小中学生 :300円
未就学児 :無料
諸堂(大方丈・書院・多宝殿)→庭園参拝料に300円追加
【アクセス】
・市バスの場合→ 11、28、93番で「嵐山天龍寺前」下車
・京都バスの場合→ 61、72、83番で「京福嵐山駅前」下車
・京福電鉄嵐山線の場合 →「嵐山」駅下車前
・JR嵯峨野線の場合 →「嵯峨嵐山」駅下車徒歩13分
・阪急電車の場合 →「嵐山」駅下車徒歩15分
【四季を感じる景色】
「春」

枝垂れ桜(しだれざくら)やソメイヨシノを始めとした多くの桜が庭園内をピンクに彩ります。
また新緑も庭園内を爽やかにしてくれます。
「夏」

梅雨には池の周りにツツジが咲き誇り、紫陽花もあります。
他にもハスの花が池に咲きます。また、庭園全体が緑に包まれ、涼しげな景観となります。
「秋」

秋にはもちろん紅葉で庭園を明るく鮮やかに染めます。
紅葉のピークには庭全体が赤と橙に染まり、その景観はなんとも言えない素晴らしい景観です。
「冬」

庭は白化粧を纏い、凛とした静けさが一層深まります。
雪景色は、春夏秋とは違った幻想的な景観となります。
【まとめ】
天龍寺は、春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の絶景を楽しめる嵐山の人気スポットです。世界遺産にも登録された曹源池庭園は、訪れる季節ごとにまったく違う表情を見せ、日本庭園の美しさを存分に味わえます。京都・嵐山観光で「どの季節に行こうか」と迷っている方は、ぜひ自分の好きな季節を選んで天龍寺を訪れ、四季の移り変わりを体感してください。
コメント