「万里の長城ってなにがすごいの?」
そんな疑問を持っている人も多いと思います。
名前は知っていても、実際の長さや作られた理由までは知らない人がほとんどだと思います。
全長は約21,000kmもあって、日本列島を5回も繋げたぐらいのスケールです。それに、一度に作られたわけではなく、時代ごとに王朝が少しずつ築き足してきたものです。万里の長城には、知れば知るほど驚く話がたくさん隠されています。
ここでは、知ったら思わず人に話したくなるような豆知識をご紹介します。
万里の長城の豆知識その①
もち米で固められた壁もある!?
万里の長城といえば石やレンガでできているイメージが強いですが、実は場所によっては「もち米」が使われています。明の時代に作られた部分の一部では、もち米のおかゆのようなものを石灰と混ぜて壁を固めていました。この壁は接着力がとても強く、雨や風にも負けずに長い間形を保つことができました。現代の科学者が調べても、もち米の成分が強度を高めていることが分かっていています。

万里の長城の豆知識その②
宇宙からは見えないって本当?
「万里の長城は宇宙から肉眼で見える」というのは、昔からよく知られている有名な話です。でも実際には誤解なんです。万里の長城は確かに長いですが、幅は平均6〜7mほどしかなく、地球の大きさに比べると細すぎて宇宙から人間の目で見るのは難しいことです。NASAの宇宙飛行士たちも「肉眼では確認できなかった」と証言しています。しかし、人工衛星の高性能カメラや宇宙からの写真には映っているので、「宇宙から見える」というイメージが広まったと言われています。

万里の長城の豆知識その③
名前が刻まれているレンガもある!?
明の時代、万里の長城は大規模にレンガで補強されていたが、その時レンガを作った職人や兵士が、自分の名前・所属・作業班番号 を刻んでいました。これは「誰が作ったか」を記録することで、もしレンガの質が悪かったら責任が分かるようにするためでもありました。
どこで見れる?
特に北京郊外の「八達嶺」や「慕田峪」など観光地化されたエリアで見つかっていて、今でも肉眼で読める刻印があります。観光に行った人が「自分のご先祖の名前がある!」なんてこともあるそうです。


まとめ
今回は、万里の長城の豆知識を3選ご紹介しました。
豆知識の内容は以下のとおりです。
• もち米で固められた壁があって、今でも丈夫に残っている。
• 宇宙からは肉眼で見えないという意外な真実がある。
• 職人や兵士の名前が刻まれたレンガがあって、当時の人々の努力を今も感じられる。
こうやって見てみると、万里の長城はただの「長い壁」じゃなくて、歴史や人々の知恵がたくさん詰まったすごい建造物だと分かります。観光で行くときには、ただ歩くだけじゃなく「ここにどんな工夫があるのかな?」って考えながら見るともっと楽しめそうです!
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