世界遺産にも登録された美しい町シントラ。シントラといえば、美しい宮殿や歴史ある街並みが有名ですが、旅の楽しみは観光だけではありません。海と大地の恵みを生かしたポルトガル料理は、素朴で力強く、旅の思い出をさらに豊かにしてくれます。
このサイトでは、シントラを訪れるならぜひ味わってほしいポルトガル料理の魅力と、定番のおすすめ料理をわかりやすく紹介します。観光とあわせて、食でもシントラを満喫してみませんか。
ポルトガル料理の魅力とは?
海と大地の恵み
ポルトガルは大西洋に面した国土を持ち、魚介類が豊富です。また、温暖な気候と肥沃な土地が野菜や豆、肉など多様な食材の利用を可能にしました。海と大地の恵みを生かした料理は、素朴で力強い味わいが魅力です。
素材を生かすシンプルな調理
オリーブオイル、にんにく、玉ねぎを基本とした調理法が多く、香辛料は控えめ。素材そのものの味を大切にするため、家庭的で親しみやすく、ほっとする味わいの料理が多いのも特徴です。
スープや煮込み文化
ポルトガルではスープや煮込み料理が日常的に親しまれています。地域ごとの食文化や歴史が色濃く反映されており、長い航海や海外交易の影響も受けて、多様で奥深い味わいが生まれています。
オススメの定番ポルトガル料理6選!
シントラを訪れるなら、観光だけでなく食事も旅の楽しみのひとつです。ここからは、ポルトガルを代表する定番料理の中でも、シントラで特に味わいやすい6つの料理をご紹介します。どれも地元の食材を生かした伝統的な味で、初めての方でも親しみやすく、旅の思い出をさらに豊かにしてくれるはずです。観光の合間に立ち寄るレストランや食堂で、ぜひチェックしてみてください。
⒈ バカリャウ・ア・ブラシュ(Bacalhau à Brás)

ポルトガル人の食卓に欠かせない干しダラを使った定番料理。細切りのジャガイモと玉ねぎを炒め、ほぐした干しダラを加え、卵でふんわりととじています。軽やかな味わいで、初めてポルトガル料理を食べる人にもおすすめ。ランチにもぴったりの一皿です。
⒉ カルド・ヴェルデ(Caldo Verde)

「緑のスープ」と呼ばれる、ポルトガルを代表する家庭料理。ジャガイモのピューレに、細く刻んだケールやキャベツを加えて煮込んだ素朴な味わいです。夜はひんやりとするシントラで、体を温めてくれる優しい一品。
⒊ カタプラーナ・デ・マリシュコ(Cataplana de Marisco)

魚介好きにはたまらない、豪華な蒸し煮料理。エビやムール貝、白身魚をトマト、玉ねぎ、オリーブオイルと一緒に専用の銅鍋「カタプラーナ」で調理します。テーブルに運ばれてくるときの見た目も華やかで、グループでシェアするのにぴったりです。
⒋ アローシュ・デ・マリシュコ(Arroz de Marisco)

魚介の旨みをたっぷり吸い込んだポルトガル風リゾット。エビやカニ、アサリなどが贅沢にのり、スープのように濃厚な味わいが広がります。見た目も豪快で、特別な食事に選びたい一皿です。
⒌ コジード・ア・ポルトゥゲーザ(Cozido à Portuguesa)

牛や豚、ソーセージに野菜を加えて大鍋でじっくり煮込む、ポルトガル伝統の煮込み料理。ボリューム満点で、力強い味わいが特徴です。家庭料理としても愛されており、シントラでも地域の食堂で楽しめることがあります。
⒍ サルディーニャス・アサーダス(Sardinhas Assadas)

夏になるとポルトガル全土で楽しまれるイワシの炭火焼き。シンプルに塩を振って焼くだけですが、香ばしい匂いと脂ののった身は絶品です。シントラ近郊でも新鮮なイワシが味わえ、地元の人々と同じように楽しむことができます。
まとめ
歴史ある町並みや美しい宮殿で知られるシントラですが、旅の楽しみを一層深めてくれるのが食事です。干しダラの定番料理や魚介の豪華な一皿、体を温めるスープまで、どれもポルトガルらしさにあふれています。観光の合間に味わえば、シントラの滞在がより特別な思い出に。
シントラを訪れるときは、ぜひこの6品をリストに加えて、食でもポルトガルを満喫してみてください。旅の計画段階から「どの料理を食べるか」を考えるだけでも、わくわく感が増すはずです。
コメント